雨の降る街角で
藤波 麗子
歌謡曲
About
昭和歌謡の黄金期を彷彿とさせる、哀愁漂うバラード。重厚なストリングスアレンジと情緒的なブラスセクションが、失われた恋の記憶を美しく彩ります。情感豊かな女性ボーカルが、夜風に揺れるカーテンの隙間から聞こえる切ない想いを丁寧に歌い上げます。
Lyrics
人波に紛れて歩くこの街でふと見上げた空は 昨日より遠い肩をかすめた あの日の香りが記憶の扉を そっと叩いたの
角を曲がれば まだそこにいる気がして立ち止まっては また歩き出すだけ言葉にすれば 壊れてしまうから胸の奥底 鍵をかけて隠した
季節が巡るたび 色褪せる景色に取り残された 私の影法師さよならさえも 言えぬままの恋は今も心で 雨を降らせている
愛しい日々よ 夢の続きをもう一度だけ 私にください夜風が揺らす カーテンの隙間あなたの声が 聞こえる気がして儚い想い 夜空に溶けて涙の跡は 誰にも見せない
古い写真の あどけない笑顔あんなに近くに 感じていたのに時の流れは 残酷なほどに二人の距離を 引き裂いてゆくの
地下鉄の窓に 映る顔さえ見知らぬ誰かに 思える夜更け戻れない場所 懐かしむたびに胸の痛みが またひとつ増えてく
誰かを想えば 強くなれるけど弱さを見せれば もっと愛せたの溜息ひとつ 飲み干すグラスに浮かぶ面影 揺れて消えたまま
愛しい日々よ 戻らぬ人にこの手紙さえ 届くはずもなく冷えた指先 ポケットに入れて街の灯りを ぼんやり見つめる切ない夜は 終わることなくあなたの名前 そっと唱えるの
明日になれば 忘れるはずだと自分に嘘をつく 夜の静寂愛された記憶 抱きしめながら私は今日も 生きているだけ
愛しい日々よ 夢の続きをもう一度だけ 私にください夜風が揺らす カーテンの隙間あなたの声が 聞こえる気がして儚い想い 夜空に溶けて涙の跡は 誰にも見せない
さよなら さよなら遠ざかる背中見送ることしか できなかったいつかまた 巡り会えるまで夢の中で 待っているから
雨の降る街角で
藤波 麗子
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